09 April 2012

えんぴつ考


先週はオビョーキで床に伏せっていたため、久々に本などつらつら読んでいました。
大好きな作家、中野孝次氏の「美しい老年のために」ふむふむ予習しとかないとね^^
すばらしいエッセイ集なのですが、中でひとつ取り上げると第4章の中の「万年筆派宣言」

氏は小説家なので原稿を書くのがお仕事なのだが、最近新聞雑誌などに寄稿する人の9割がワープロ原稿なのだそうだ。(ワープロという単語さえいまでは聞かなくなりましたね)その中で氏は頑固に万年筆派であって、そのうちに出版社からワープロ原稿以外は受けつけないと言われかねないと嘆いていらした。
氏曰く、大体作家や画家の特別展をやる時、一番の目玉は何と言っても自筆の原稿や手紙などだ。それがペラッと印刷されたワープロ原稿だったら展示の仕様もない。(たしかにw)

万年筆持ってないやーと思いながら読んでいて、ふと思ったのが、そーだわたしは鉛筆派なのだ。でありました。
仕事中メモ書きなどの必要が生じ、目の前にボールペンやシャープペンがころがっていても、つい鉛筆を目で捜してしまう。鉛筆大好きなの。
鉛筆は自分でカッターで削ります。ブランドにこだわりはないが、濃さはHBがよろし。ついでに言うと、形状は丸形よりも六角型がよろしい。なぜかというとノートにいろいろ急いで書き付けた後、鉛筆を放り出すと、丸形はそのままコロコロ転がっていってしまうなり。六角型はしかとその場に踏みとどまり、次の出番のために待機していてくれるのです。
放り出すなって?....ハイ。

鉛筆をカッターで削るときは頭の中もちょっと休憩のよい時間になります。
鉛筆で描かれた線や字は柔らかい強弱に満ちています。シャープペンにはない良さはなんと言ってもこの2点です。

ちなみに写真のぼろぼろノートはここ何年間かの作品のメモ書きが鉛筆でぎっしり書き込んであります。きちんとした仕様書はまた別にあるけれど、制作中の大急ぎのメモ。こっからここまで何cmとかこんな順番で針金とおすぞとか云々。日本語とイタリア語とからん語のごちゃまぜで絵はデザイン画というよりは、丸かいてチョン式がところせましとごちゃごちゃ。
自分以外わからないだろうと思いきや、職人たちは仕様書よりもこのノートの方がいいらしく、自分が担当する分のページをコピーして持ち帰ったりする。やれはずかしや^^;

長くなりましたたのでこの辺で^^;

付記:
美しい老年のために 中野孝次著 文春文庫

2 comments:

syusan said...

コロコロ転がっている鉛筆にあたふたしてるからんさんも面白そうだけど・・・。
鉛筆使ってしかもカッターで削るあたりデザイナーだなーってかっこいいね^^

Caran J.Urashima said...

アタフタアタフタアタフタw