29 July 2020
父のシャツ
父からのお下がり服はたくさん持っているけれど、中でもお気に入りはこの半袖ストライプシャツ。厚手のしっかりした綿で、もちろん私にはぶかぶかに大きいから着心地は最高に涼しい。
お出かけ着にはならないけど^^;おうち着として夏に活躍しています。
父もこのシャツがお気に入っていたようで、もう襟は擦り切れてボロボロ。と、見るのは甘いw
母の話によると、父は自分でミシンを引っぱり出し、すでに擦り切れていた台襟をはずし、表裏さかさまにして再び縫い付けたそうなのだ。
その裏が表の襟も擦り切れかけてきたころに私のところにやってきた。という訳です。
ミシンの上糸下糸のかけ方などどうやって解明したんだろとも思うが、もともと器用と探求心が服を着て歩いているような人だったので、そんなことは難なくこなしお気に入りシャツを再生させたのだと思います。
そういえば、父は仕事柄ずいぶん早くから耳が遠くなり補聴器に頼っていたが、それがどうもいつも調子が悪くて気に入らない。
そこで自分で集音器なるものを作ったのだけど。。。
それは古いヘッドフォンのスピーカー部分を取り外し、代わりに大きな皿状のものを括り付けたもので、装着するとまるでへたれミッキーマウスのようになるのであった。
当然家族の評判は最悪で、ご自分でも思ったほどの効果が得られなかったのかすぐにやめてしまいましたがw
夏の擦り切れ半袖シャツに手を通すたびに、なんだかそんなことを思い出すのであります。
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