02 May 2012

食の作法

Alberto Sordi  "un Americano a Roma"
先日近くの中国人経営の和食屋さんに行きました。
なんと、豚骨ラーメンがメニューにあるのですぞ^^メニューには「日本の伝統的な豚骨ダシのスープ麺  :注 しかしそもそものオリジナルは中国なり」とあります。そこまで書くかな普通w

ここはパリやロンドンに比べたら田舎なので、いわゆる日本のラーメンを出すお店は私の知る限り2軒くらいしかない。貴重なのでオリジナルがどーだこーだうたっているのも許そうではないか。

注文がくるまで、近くの席で豚骨ラーメンを食べているイタリア人をしげしげと観察^^
まず、彼らは総体的に猫舌である。お箸をうまく使えない、そして麺類をすすることができない、という三重苦なので相当苦労して召し上がっていらっしゃいました。たのし〜い

麺類をすする、ということは日本とこことでは180°さかさまの慣習です。
知り合いのイタリア人で奥様が日本人、ラーメン大好き!という彼も、日本でラーメン屋さんにはどうしても入れないそうなのです。あの、全員が下をむいてぞぞぞぞーっといっせいにすする姿と音だけは我慢できない。のだそうだw

逆に、うどん屋さんやお蕎麦やで「あたしい、うまく食べられないの〜」とか言っておおうどんをかわいく一本ずつちゅるちゅるするバカも張り飛ばしたくなりますな。(たいがい異性と一緒のとき、にかぎられますがw)
かくいうワタクシも実はすすれない組なので、粋な蕎麦やなどではかなり肩身の狭いおもいはするが、一本すつちゅるちゅるしなくても適当にごまかす方法はいくらでもあるぞ。

今ではイタ飯は日本で浸透しきっているので、フォークでクルクル、パクッは誰もが普通に食べるところであろうと思うけれど、上の写真のような場合もあるわけです。
その際の対処法。
最近、おおなるほどと発見した作法とは、口からはみでた麺類(下に垂れ下がってしまった麺類)を噛み切って下に落としてはいけない。のですw
日本で普通に見られる光景=麺類をすすりながら、すすりきれない麺はお箸を添えてお皿やドンブリにそっと戻す=この姿をほとんど見たことがないことに気がついたのであります。
そう思ってよくよく観察すると、まず理想はくるくる、ぱくっなのでありますが、そうもいかない場合、口からぶら下がった麺をフォークでたぐりよせ、たぐりよせ、最後の一本の麺のおしりが口の中におさまるまで、ずっとたぐり寄せ続けるのであったw
ふうむ、これはけっこう大変な作業であるぞよ。口の中がいっぱいになっちゃうよ。
ですのでみなさん、わりと困った顔してもごもごやっておりますw

郷に入らずんば郷に従え。であるので在住邦人は和食屋さんでおうどんを注文しても周りがイタリア人だらけだったら、すすらずモゴモゴ食べw やれうれしや邦人ばかり、というときには盛大にすすって食べているみたいですw。
さてさて、注文の豚骨ラーメンきました。いざ!........................マズ~ .............><;

獣臭い!たぶんダシの取り方、なんか絶対まちがってる....









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