12 May 2014

いってらっしゃい


子供の頃、母の宝石箱を見せてもらうのが大好きでした。
粉くさいおしろいのにおいがする箱を開けて「これは○○おばさまからいただいたの」「これはどこそこへ行ったとき、おじいちゃまが買って下さったのよ」
母もけっこううれしそうにあれこれ説明してくれました。今から思えば、どれもこれもガラス玉でしたが、私にしてみれば金銀財宝ダイヤモンドの世界でうっとりと、眠れる森の美女&白雪姫ワールドに浸ってしまうのでありました^^

そして今、アクセサリーを作る仕事をしているわけでありますが、いつも思うことはどなたかの胸元を飾るワガシャのネックレスやブローチが、いつか飽きられて宝石箱の片隅に眠ったままになっても、その方の娘さんが大きくなったときに「わあ、これかわいい、つけてもいい?」と、言ってくださったら、どんなにうれしいことかと思います。

ですので、出荷待ちのアクセサリーたちにはいつも、行ってらっしゃい、大事にしてもらってねと心の中でおもいます。
それから展示会に出向くサンプルたちには、行ってらっしゃい、気に入ってもらってねと、なかば脅しをかけるのでありますw

2 comments:

syusan said...

caranさんは綺麗な心を持っているね^^
人の良さが身に沁みる
俺が小さく見える。
そうcaranさんが手作りで作成した作品には魂が宿っている。
いつか手にしたいよ
たまにでいいのでブログ楽しみにしているので更新してね^^

Caran J.Urashima said...

わあい!しゅうさん、ひさしぶりのコメありがとうございますー^^

いえいえいえ、人の良さなんてとんでもないwいつもキーキー怒ったり泣いたり、忙しいですーw
ブログを書くときはお行儀良くしているだけですよー^^
いつも読んでいただいてありがとう~。これからも更新しますのでよろしくー^^