10 December 2009
カルメン
12月7日はミラノにあるスカラ座で、今シーズンのオペラ公演が「カルメン」で開幕しました。
シーズンの初日はタキシードやロングドレスを身にまとった紳士淑女達が集まることで有名ですね。
有名人や社交界の花形が劇場に到着するところをを捉えようと報道陣も詰めかけ、スカラ座正面玄関前は毎年大変な騒ぎです。
カルメン、みたかったな〜。
とてもじゃないけれど初日のチケットなんて手に入らないし、運良くゲットできたとしても天井桟敷が関の山でしょうし、ドレスも宝石もないからCDでも聴いている方がよっぽどいいのかも^^(エスコートしてくれる人材も不足しておる)
ところでこの初日、スカラ座に集まったのはお金持ちや有名人や報道陣ばかりではありません。
工場閉鎖で失業の恐れがある、アルファロメオ工場の工員たちが抗議のためにスカラ座広場を埋め尽くしました。もちろん彼らだけでなく、階級社会撲滅団体だの不景気をどうしてくれる団体だの、とにかくなんにでも反対するぞ団体などが集まり、ブーイングやヤジの嵐・・・。
なんだかなあ・・・そんなことして何の意味があるんだろうとおもってしまいました。
初日の観劇に来られる人々はたしかに優遇された、もしくは裕福な人たちかもしれませんが、彼らにブーイングしたところでどうなるの?
毎日のパンもだいじだけど、文化もだいじなのに・・・なーんていったらいざ文革でもおこった日にはまっさきに処刑されちゃいそう、大変大変。
そういえばナポリターノ大統領はエレガントないでたちで観劇にいらしてましたが、我らがベルルスコーニ氏はさすがに顔を見せてなかったです。^^
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4 comments:
「パンがないならお菓子を食べればいいのに」なんて言わないでね。キラリと光る現地レポートだ。ミラノ特派員に任命してあげる。
おお、ツツシンデ拝命つかまつりまする〜。
ミラノのグルメレポーターとしても任命いたすでござる。
ラジャー!!!
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